徳島からすれば、前半戦の中で最も苦戦した試合と言っても過言ではない。過密日程が始まったばかりで、選手のローテーションを模索する中で岩尾 憲をCBで起用する策を用いたが、狙いどおりの機能には至らず。また、その起用とは関係なく、北九州の連動した前線からの守備と縦を切るサイドの対応により、スピード感を持って敵陣に攻め込む場面が少ないまま時間が経過。その中で今季初先発のディサロ 燦シルヴァーノと開幕戦以来の先発だった町野 修斗にのびのびとプレーされた。
直近の両者を振り返る。
徳島は前節・金沢戦で3点先制しながらも同点に追いつかれてピンチを招いた。4-3で勝利を手にしたものの、小西 雄大は警告を受けて今節で出場停止。今節は中3日の北九州に対し、徳島は中2日。全選手の体力消耗も否めない。今節にも大きく影響するであろう反省の多い一戦となった。
北九州は前節・岡山戦で良い形から先制したものの、勝利を逃した。また、気になるのが明治安田J2第34節・栃木戦で早々に負傷交代したディサロの現状。前回の徳島戦で先制弾を決めており、ここまでチームトップの15得点と攻撃をけん引してきたFWだけに、出場有無により展開が変わるのは間違いないだろう。
リカルド ロドリゲス監督vs小林 伸二監督。2013年に徳島をクラブ初のJ1昇格に導いた小林監督から勝点3を積み上げ、リカルド ロドリゲス監督体制下で徳島がJ1昇格に向けて歩を進められるか。
新たな歴史を刻む戦いが、いま始まる。
[ 文:柏原 敏 ]


