熾烈なJ1昇格争いを繰り広げている福岡と対戦した前節は、「福岡さんの圧力にプレーが消極的になった」(實好 礼忠監督)不本意な内容で0-2の敗戦。順位は7位まで後退してしまった。それでも、まだ数字の上では2014年以降ではベストとなる4位でシーズンを終える可能性も残されている。大の得意としてきたホームゲームでのラスト2戦を連勝し、1つでも上の順位を目指したい。
京都で注目したい選手は、やはりエースのピーター ウタカだ。今季はここまで22ゴールを挙げ得点ランキング首位を独走しているが、相手の警戒が強まっている中で出場した直近3試合はノーゴールに抑えられている。“新スタ元年”のチームに有終の美を飾らせるためにも、得点王獲得にさらに近づくゴールを期待したいところだ。
京都とは対照的に残りの2戦を敵地で戦うのが金沢だ。ホーム最終戦となった前節・栃木戦は、キックオフ直後に山根 永遠の電光石火のゴールが生まれたものの、そのリードを保てず1-1のドローに終わった。とはいえ、柳下 正明監督が試合後に「攻撃も守備も狙いどおりやれていた」と振り返ったように、チーム全員がハードワークするスタイルの完成度はシーズン最終盤にきて高まっている。
8月の前回対戦では、最も怖いピーター ウタカをきっちり封じた金沢が2-0で完勝している。シーズンダブル達成へ。柳下監督や金沢の選手たちは、強固な自信を持って京都へ乗り込んでくるに違いない。
[ 文:川瀬 太補 ]

