山形は昨季、右肩上がりに順位を上げての7位。的確な補強でチーム力を確実にアップさせ、今季は『J2優勝』を目標に掲げている。しかし、苦手としてきた開幕アウェイ3試合でスタートダッシュを狙ったものの、結果は1勝2分。負けなしはポジティブに捉えられるが、高い目標の実現に勝点5は物足りない。ゴールに向かうアグレッシブなプレーをさらに増やし、今節、次節と続くホームゲームに勝利し、優勝を争えるチームであることを示す。
栃木はここまで3連敗。J2で唯一勝点がなく、最下位に甘んじている。昨季はハイプレスをベースに10位まで順位を押し上げ、今季は上田 康太、菊池 大介らの加入で新たな魅力をプラスしているが、明治安田J2第2節には昇格組の秋田に0-1で敗れるなど、まだ勝点に届いていない。ただし、この3試合を通して徐々に前へかけるパワーを取り戻していることも事実。前節は甲府に2点を先行されたが、セットプレーから森 俊貴のゴールで今季チーム初得点が生まれ、その後も相手陣内に踏み込んでいる。前を目指す純度をさらに高め、今季初勝利につなげたい。
昨季、山形のホーム開幕戦はコロナ中断明けの第2節。相手は同じ栃木だったが、観客なしで行われた試合だった。それを経験しているからこそ、山形はサポーターと勝利を分かち合いたい。
[ 文:佐藤 円 ]
