甲府のアカデミー育ちで今季町田に移籍した太田 修介を、甲府の選手、スタッフ、ファン・サポーターは強く意識してしまう。“青赤の漢”であり、アカデミー出身選手の象徴的な存在で、昨季チームがターンオーバーをして戦う中で6ゴールを挙げて成長を見せただけに、移籍の決断はショックではあった。コロナ禍で未合流だが、昨季10ゴールのドゥドゥも町田に移籍しており、16ゴールの可能性と能力が町田に渡ったことは大きな要素だ。
甲府はウィリアン リラとパウロ バイヤの2人のブラジル国籍FWが合流していないので、お互いにピースがそろっているわけではないが、甲府は3勝1分で結果が出ている。今節は前線からのプレスと最終ラインの位置設定が前節・愛媛戦からの修正点になるが、鄭 大世や長谷川 アーリアジャスールらJ1で活躍し、国際経験も豊富な選手をどう抑えるかの攻防は見どころ。また平戸 太貴の質の高さも脅威で、甲府の伊藤 彰監督が誰をボランチに選ぶのかも興味深い。
町田とのリーグ戦対戦成績は3勝4分1敗で負けは少ないが、熱いゲームになって苦労するイメージがある。今季の甲府は主力の移籍があったものの、一定以上のオーガナイズや連係は発揮できており、伊藤監督就任3年目の継続の力を内容と結果で証明。まだまだ満足いくものではないが、勝ちながら修正してきた質や右肩上がりの若手の勢いや渇望を武器に4連勝を狙う。
[ 文:マツオ ジュン ]
