そのために必要なのは、失点に歯止めをかけることにほかならない。松本は直近5試合での失点が『14』。そのほとんどがクロスとセットプレー絡みとなっている。愛媛との前節もそれを警戒していながら3失点。ネットを揺らされたパターンはやはりその2つからで、「分かっているのにやられる」という悪循環に陥っている。負の連鎖を一刻も早く断ち切らねばならない。
その意味では、まず群馬のセットプレーがポイントとなるだろう。大前 元紀に加えて、元松本の岩上 祐三など優れたキッカーがいる群馬に対し、松本は危ない位置でFKを与えたくないところ。CKもできるだけ少なくしたいし、クロスの出どころも封じたい。つまり後手に回らずアグレッシブなディフェンスを遂行できるかどうかが、ゲームのすう勢を決めていくだろう。
アウェイに乗り込む群馬は前節、進 昂平の今季初ゴールで岡山に競り勝って連敗を『2』でストップ。順位も13位まで浮上したとはいえ、状況は決して予断を許さない。降格圏内とは勝点差わずか『2』。最下位に沈む松本を急襲し、今季初の連勝を狙うべき局面だ。互いに喉から手が出るほど欲しい勝点3を巡る、ヒリついたゲームになりそうだ。
[ 文:大枝 令 ]
