その1試合目となる明治安田J2第11節で、首位・新潟はデンカビッグスワンスタジアムに13位・千葉を迎える。
新潟は開幕から10戦負けなしと好調をキープ。直近2試合はアウェイ戦。しかも中2、3日という厳しい日程で栃木、愛媛と対戦したが、勝点4をしっかりと手にした。
前節・愛媛戦は先発3名を入れ替えたが、ボールを保持して試合を支配するスタイルを変わらず徹底。昨季J3得点王の谷口 海斗が、新潟加入後初得点かつJ2初得点を決めて先制に成功した。後半は退場者を出したものの、本間 至恩が追加点を挙げて流れを渡さず。数的不利でも、攻撃的姿勢を貫いて勝利を収めた。「誰が出ても同じサッカーができる。うまくいっていないときも我慢できる」と、舞行龍ジェームズはチーム力を誇る。
連続ゴールが期待される谷口は、今節出場するとJリーグ通算100試合出場を達成する。これまでJ3で89試合、J2で10試合を戦ってきたが、「まだまだここから。試合数もですけど、結果を出せるようにやっていきたい」とコメント。メモリアルな試合でホーム初得点を決められれば、ますます勢いに乗っていけるはずだ。
対する千葉は、第7節から3試合連続完封と守備の堅さを見せてきたが、前節は0-1で相模原に敗戦。ここまで複数得点を挙げた試合がなく、カウンターやセットプレーは勝利に結びつく武器となっているが、ボールを保持しての攻撃の形は、いまだ模索中だ。攻撃的な新潟に対して堅い守備から入ることで、勝機を見いだせるか。
その堅守を支える鈴木 大輔と新潟の舞行龍は、高卒で新潟へ加入した同期メンバーだ。川又 堅碁もその1人だが離脱が続いているため、ピッチでは鈴木 大輔と舞行龍のみの対戦となりそうだ。舞行龍は6年ぶりの同期のデンカビッグスワンスタジアム来訪を「楽しみ」にしている。
また大槻 周平は、山形に所属していた2019年は2点、2020年は1点をデンカビッグスワンスタジアムで決めているだけに、新潟は警戒したい。
どんな相手にも状況にも左右されず攻撃的姿勢を貫く新潟と、堅守に立ち返って連敗を阻止したい千葉。それぞれの持ち味をぶつけ合う一戦となりそうだ。
[ 文:野本 桂子 ]

