水戸は開幕から[4-3-3]の攻撃的スタイルで戦ってきたものの、明治安田J2第10節・秋田戦の敗戦を機に、「戦い方を変える」と秋葉 忠宏監督は明言。その言葉どおり、前々節・長崎戦から「相手の良さを消しながら、自分たちの良さを出す」戦いへシフトチェンジ。1つのシステムに固執することなく、状況に応じてシステムを変化させる“カメレオンサッカー”に変えて2連勝を挙げた。前節・金沢戦では試合の中で四度システムを変え、マンツーマンディフェンスを攻略。チームとしての強さを発揮することができた。
今節はロングボールとハイプレスを徹底してくる栃木に対して、屈しないことが勝利の条件。そのためにも球際やセカンドボールの争い、空中戦の競り合いや1対1で上回らなければならない。そして、状況に応じて変化を繰り返し、相手のイヤがることをし続ける水戸のスタイルを存分に発揮することが求められる。
前節、悔しい逆転負けを喫した栃木。現在6試合勝利がなく、今節はなんとしても勝利を手にしたいところ。北関東のライバルを叩いて、再び勢いを取り戻したいだろう。そのためにも、前節で発揮できなかった自分たちのスタイルを出し切ることが重要だ。いかに自分たちの戦いを徹底できるかが、今節のすべてと言えるだろう。
今季の“北関東ダービー”の幕開けとなる一戦。13勝3分5敗の水戸が強さを発揮するか。それとも、栃木が意地を見せるか。今節も激闘は必至だ。
[ 文:佐藤 拓也 ]