栃木は現在8試合勝利なしという苦しい状況が続いている。前節はアウェイで琉球と対戦。3試合連続で先制に成功したが、最終的には2-4で逆転負けを喫した。
GK川田 修平は「まず失点を防ぐこと。先制できているにもかかわらず失点してしまっているので、僕らDF陣がもっと力を発揮できれば結果はついてくる」と、勝点3をつかむために必要なことを語った。確かに14試合を終了した時点で『20』という失点数は、守備の堅いイメージがある栃木からすれば多いほうだ。栃木らしさを発揮するには、まず無失点の時間を長くキープする手堅い守備を取り戻すことが必要だろう。
西谷 優希が「得点は奪えているし、いずれも狙いどおりの形。全然やれているという感覚もある」と言うように、決してどうにもならない悪い状況ではない。それだけに、1つ結果をつかんで自信を取り戻したいところだ。
対する松本は、3連勝したあとは2試合連続ドローで、直近5試合は負けなし。苦しんでいた序盤戦から1つ山を越えた状況にある。ただ、前節・金沢戦はチャンスをモノにできず、スコアレスドローに終わった。柴田 峡監督は「悪くはなかったけど点は取れていないし、効果的な攻撃ができているわけでもない」と表現。3連敗中だった金沢を相手に「危機感があったのはどちらかといえば向こう」とも語ったが、今節戦う栃木は8試合勝利から遠ざかっている危機感に満ちた状態であり、前節以上に相手を上回る気迫を見せつける必要がありそうだ。
昨季の両チームの対戦は2試合ともロースコアのドローに終わっているため、今回も手堅いゲーム展開が予想される。その中で、いかに先手を奪えるかが大きなポイントになるだろう。
[ 文:鈴木 康浩 ]

