ホームの松本は、前節・山口戦を2-1で勝利した。失点数の多さもあって下位に沈む山口だが、攻撃面においては複数得点を挙げられるだけの爆発力を秘めている。そのような特長ある相手に対して、粘り強い守備で要所を抑えた点は評価できる。ボール支配率では圧倒されながら、シュート数では大きく上回ったところに松本らしさが見て取れる。
試合内容も上向いており、前々節・北九州戦、山口戦と遅ればせながら今季初の連勝も果たした。もちろんハードスケジュールだけに選手のやり繰りは難しいが、健全なポジション争いができており、その点でも期待を抱かせている。この勢いのままに今節もホームで戦えるメリットを生かして3連勝を目指したい。
対するアウェイの栃木も、現在の状態は悪くない。ここまでの総失点数『24』はリーグ3位の少なさで、どのチーム相手でも堅守を機能させている。ハードワークや球際の激しさは脅威で、引き分けに終わった前節・甲府戦も高い位置からボールを刈り取るディフェンスには迫力を感じさせた。
松本としては、いかにして栃木のプレッシャーをはがしてチャンスを作り出すかが勝敗を分けるポイントになりそうだ。また1点がものをいう展開が予想されるだけに、セットプレーが普段以上に重きをなすだろう。
[ 文:多岐 太宿 ]
