新潟は前節・町田戦で今季初黒星を喫し、開幕戦からの負けなし記録は『13』でストップした。開始1分で今季初めて先制点を与えると、立て直せないまま11分にも失点。後半はいつものようにボールを保持して主導権を握るスタイルを取り戻して1点を返したが、町田に5バックで逃げ切られた。
これを機に、新潟は気持ちを引き締め直して今週のトレーニングに臨んでいる。アルベルト監督は同じミスを繰り返さないよう選手に促すと同時に、「このプレースタイルと戦う姿勢で勝点を積み重ねてこられたこと、その戦う姿勢と集中力は常に表現しなければならない」ということもあらためて確認した。
前節、7試合ぶりに戦線復帰した鈴木 孝司も「試合直後から映像を見ながら、おのおのの意見をすり合わせていた。リーグ戦はまだ3分の2があるので、チームとしてどんどん成長していける。町田に負けて良かったというふうにしたい」と反省を次につなげるつもりだ。
曺 貴裁監督が率いる京都は9試合負けなしと好調だ。前節はホームで水戸と対戦。これまで先発が続いていた前線のピーター ウタカ、宮吉 拓実はベンチ入りせず、李 忠成と中川 寛斗が起用され、1-0で勝利した。リード後もプレスの強度は衰えず、ボールを奪えばハイテンポなパスワークでゴールに襲いかかる。アディショナルタイムには水戸の決定機を本多 勇喜が体を張ったブロックで阻止するなど、攻守ともに勝利への執念を90分間示し続ける。
今節が古巣対決となるのは、昨季8月から12月まで新潟でプレーした京都の荻原 拓也。突破からのクロスは京都の武器となっている。新潟の右SBを務める藤原 奏哉とのマッチアップも見どころだ。また前節、温存されていたとも考えられるピーター ウタカと宮吉は広島時代にチームメートだった千葉 和彦との対戦となる。
ともに、ブレないスタイルと一体感を持ったチーム同士。お互いのフットボールを堂々ぶつけ合う、タフな好ゲームになることは必至だ。
[ 文:野本 桂子 ]

