磐田は首位・新潟、2位・京都との勝点差が『2』。ようやく射程圏内に入ってきた。開幕から連敗スタートとつまずいた中でも、着実に課題改善を繰り返してきた成果がようやく結果に結びつき始めている。
特に守備面は、第14節・群馬戦から4試合連続完封中と安定感も生まれ始めている。その中でも「チーム戦術として迷いなく、個人個人がプレーできていることで全体のバランスも良い」と鈴木 政一監督も手ごたえを感じており、今節も継続したいポイントだ。
攻撃面は10ゴールで得点ランキングトップタイのルキアンを筆頭に、鈴木 雄斗が直近3試合で3ゴールを挙げるなど、選手個々の状態が良い。ただ、これまで以上に状況に応じた組織的な守備を使い分けてくる甲府に対して、自分たちのスタイルがどこまで通用するか。攻撃面は精度を高めていくことがより一層求められるだろう。
対する甲府は、第11節の金沢戦から無敗をキープしているものの、前々節・京都戦はスコアレスドロー、前節は新潟に2-2で引き分けと上位勢との連戦で勝ち切れていない。ただ、前節は得意とするセットプレーから土壇場で同点に追いつく意地を見せた。今節はその気概を勝利に結びつけられるか。三度目の正直として、上位から勝点を奪いたい。
しかし、甲府にとってヤマハスタジアム(磐田)は鬼門だ。これまでリーグ戦では一度も勝利がなく、2分5敗。また、磐田との公式戦21試合でわずか2勝と、苦手としている相手だ。このジンクスを振り払い、3試合ぶりの勝利を手繰り寄せたい。
[ 文:森 亮太 ]
