大宮にとって、この一戦は霜田 正浩新監督が指揮を執る初めての公式戦。7日に就任が発表され、ただでさえ準備の時間が限られている中、9日には天皇杯2回戦・千葉戦があった。準備期間が短い中で迎える初陣でどんな戦いを見せ、13戦ぶりの勝利をつかむことができるかが焦点になる。
監督交代の影響がいまの大宮にどんな作用をもたらすかは正直分からない。今季ここまでわずか2勝に沈み、岩瀬 健監督を解任。佐々木 則夫暫定監督が指揮を執った公式戦も3戦全敗でいずれも無得点。チームは浮上の兆しを見せるどころかどん底にある。
その状況にあるチームを蘇らすために、新監督に求められるのは選手たちの自信の回復とやるべきことの徹底。ここ数試合は90分を通して意思統一に欠ける場面が見られるだけに、まずは方向性を示したい。その上で目指すは勝利。いろんな意味で注目が集まり、流れを変えるきっかけになり得る初戦で好スタートを切りたい。
対して栃木はリーグ戦ここ3試合負けなしと上向き状態。また、1勝2分の成績ではあるが、3試合連続完封中と守備の安定が目立つ。その上で9日の天皇杯2回戦ではメンバーを大幅に入れ替えた中で、リーグでは自分たちよりも上を走る町田に2-0で勝利している。
この試合に向けては相手の出方が分からない部分もあると思うが、いつもどおり、ハイインテンシティーのサッカーを貫くことができれば勝機は十分にあるだろう。立ち上がりから相手をのみ込む勢いで襲いかかりたい。
[ 文:須賀 大輔 ]

