両チームともに監督交代を経験しているが、成績は対照的だ。長崎は監督交代後、7勝1分1敗。松田 浩監督就任後は破竹の勢いで勝点を積み重ね、J1昇格圏内を猛追している。一方の大宮は霜田 正浩監督が就任して以降、1勝2分1敗。J3降格圏内からの脱出をもくろんでいるが、いまひとつ波に乗り切れていない。
長崎は前節、首位の京都とアウェイで対戦。序盤は京都のアグレッシブな攻めに苦戦を強いられるが、その時間帯をしのぐとカイオ セザールの得点で先制。これで優位に立つと、組織的な守備からのカウンターを効果的に展開。後半にはエジガル ジュニオが追加点を挙げ、首位相手に盤石の内容で快勝を飾った。さらに水曜日には天皇杯3回戦も行われたが、リーグ戦で出場機会を得られていない選手たちが躍動。J1の札幌相手に2-1で勝利を収め、チーム全体の確かな底上げも感じられた。
一方の大宮は前節、ホームで山形と対戦。開始早々に先制点を奪うという絶好の滑り出しを見せたが、早い段階で追いつかれると、前半終了間際には逆転を許してしまう。後半にも追加点を奪われ、終わってみれば1-3の逆転負け。霜田監督就任後、初黒星を喫してしまった。天皇杯は2回戦で敗退しており、水曜日には試合がなかったため、十分な準備時間を得て、今節に臨むことになる。
霜田監督就任後、大宮は徐々に前線からのアグレッシブなプレスが浸透し始めているが、組織として成熟度を増す長崎の守備をこじ開けることができるか。長崎は大宮のハイプレスをうまくかわし、得意とするダイレクトプレーからゴールを奪いたい。
[ 文:杉山 文宣 ]