山口は今季の目標を勝点60に設定しているが、前半戦を勝点22で終えた。渡邉 晋監督は「何ら満足していない。もっと勝点を積み上げたかったし、もっとやれたのではないかというのが正直な気持ち」と話す。後半戦に向けては「目標を変えるつもりはまったくない。可能性のある限りそこにチャレンジしていきたい」と意気込む。
前節の水戸戦はスコアレスドローで敵地から勝点1を持ち帰った。強度の高い相手に互角以上に渡り合ったことはポジティブな要素で、この試合で見せた切り替えの速さや球際の争いの強度を磐田相手に発揮したい。
一方の磐田は前節、新潟との上位対決を制して連勝を『8』に伸ばした。前半のうちに3点を奪い、ルキアンは試合後に「今日の試合も最初から見せつけて、得点もたくさん生まれた。みんなが同じ目標に向かって働いているからこういう結果につながっている」と話す。攻撃陣は絶好調と見ていいだろう。
水曜日に行われた天皇杯3回戦でアマチュアの雄・Honda FCとの“天竜川決戦”に勝利した磐田は中3日の連戦になるが、ターンオーバーで臨んだため影響は軽微だと思われる。
両者ともに3バックの陣形で臨む可能性が高く、ミラーゲームになりそうだ。山口の守備陣を統率する渡部 博文は「どれだけ相手がイヤがる立ち位置を取れるか。お互いの弱点を知っている中で、どれだけそこを突いていけるか。そこのせめぎ合いや駆け引きになると思う」と話す。
山口が8試合ぶりの勝利をつかむか、磐田が連勝を『9』に伸ばすか。明治安田J2の後半戦が始まる。
[ 文:田辺 久豊 ]


