長崎は前節、ホームに大宮を迎えた。前半終了間際に雷雨による約1時間の中断というアクシデントがあったが、後半立ち上がりに先制。前からプレスに来る相手をうまくいなした疑似カウンターからの得点という素晴らしい形だった。しかし、追加点を奪えずに試合が進むと、勝利が見えた87分に失点。決して悪い内容ではなかっただけに、後味の悪さが残る引き分けとなってしまった。
一方の北九州は前節、ホームで京都と対戦。開始早々に失点を喫すると、後半にも追加点を奪われて0-2で敗戦。内容としても上位を走る京都に力負けとなってしまった。特に深刻なのは得点力だ。連続無得点試合は6にまで伸びており、明治安田J2第16節・町田戦の2分に髙橋 大悟が挙げた得点を最後に628分間も得点から遠ざかっている。勝利のためには当然ながら得点が必要であり、攻撃陣だけでなくチーム全体でゴールを奪う意識を高めていく必要があるだろう。
両者の前回対戦は第13節。この試合は松田 浩監督にとっての初陣となったが試合終了間際に米田 隼也が決勝点を奪い、長崎が劇的な形で新体制初勝利をモノにしている。ともに長崎県出身で同学年となる松田監督と小林 伸二監督の対決は長崎ホームということもあり、注目を集めるだろう。長崎にとってはトラスタでの北九州戦は過去、3勝2分と負けなし。今節も相性の良さを見せることができるだろうか。
長崎が前節の悔しさを勝利で晴らすか。それとも、北九州が無得点の呪縛から抜け出すか。熱い“九州ダービー”を期待したい。
[ 文:杉山 文宣 ]