「もうこれ以上、負けられない。上に離されないように勝っていくしかない。京都戦の悔しさを忘れずに、一戦一戦を大事に戦っていきたい」。そう話した平戸 太貴の思いは、チームの総意だろう。
もっとも、今節対戦する岡山は町田のもくろみ通りに事が進む相手ではない。コンパクトな陣形をベースとしたソリッドな守備組織に加え、球際の攻防や攻守の切り替え、セカンドボールワークも重要視する岡山との対戦は、タフなゲームになる傾向が強い。直近2試合の戦績は1勝1敗だが、いずれも土壇場で決着がついており、最後まで気の抜けない戦いになる。ジリジリときっ抗した展開が続けば、焦れたほうが痛い目に遭うはずだ。
今夏の移籍市場で新戦力を加え、チーム強化を図った両チーム。町田は新加入の安井が京都戦で先発フル出場。岡山の新戦力・ミッチェル デュークも前節の山口戦で岡山デビューを果たした。クローズな試合展開になりやすい両チームの対戦だけに、前回対戦の“肌感覚”がない新戦力が勝敗を決定づける役割をこなしても、何ら不思議ではない。
もちろん、直近の岡山戦4試合で4ゴールを奪っている“岡山キラー”の平戸、岡山は前節・山口戦で決勝点をもぎ取った上門 知樹も健在。どちらの大黒柱がチームを勝利に導くのか。興味は尽きない一戦だ。
[ 文:郡司 聡 ]
