16位・松本がサンプロ アルウィンに19位・愛媛を迎える一戦。両チームの勝点差は『4』。この一戦で順位が入れ替わるわけではないが、生存競争であることに変わりはない。
松本は前節・京都戦が豪雨のため中止に。ただ、18日には天皇杯3回戦・G大阪戦でアウェイに出向いており、延長を含めた120分間の死闘を演じた。メンバーは大幅に入れ替えたものの、鈴木 国友、平川 怜、星 キョーワァンと攻守のセンターラインは先発。平川と星はフル出場しており、今節に向けてコンディションを見極めることになりそうだ。
天皇杯は敗れたものの、骨折り損に終わったわけではない。G大阪もメンバーを入れ替えていたとはいえ、J1クラブ相手に90分間で0-0。自分たちのリズムでボールを動かして危険なエリアにボールを刺し込む時間帯もあり、成長の痕跡は示した。リーグ戦のメンバーもこれに刺激を受けており、宮部 大己は「自分ももっとやらなければいけないし、一つひとつのプレーに徹底してこだわらなければいけないと思った」と話す。
さらに、左ひざ前十字じん帯損傷などの大ケガを負っていた山口 一真が公式戦に復帰し、昨季まで松本でプレーしていて、今夏に再加入したセルジーニョも復帰戦を飾った。ともに一定のパフォーマンスを披露しており、愛媛戦に向けた地歩固めはできたと言えるだろう。最終ラインでも故障から復帰した橋内 優也がフル出場し、各ポジションで競争が激化。こうしたエネルギーを名波 浩監督が束ね、新体制で初となる連勝を狙う。
一方の愛媛はここ6試合勝ちなし。前節・北九州戦は藤本 佳希が2ゴールを挙げたものの、2-2のドローに終わった。決定的なシュートを外して悲嘆に暮れた川村 拓夢らにとっては、今節が無念を晴らす舞台となるだろう。
対戦成績は松本の6勝7分2敗で、ホームでは負けなし。愛媛にとっては移動負担の大きいアウェイゲームとなるが、連戦ではないためコンディションには分がある。石井 快征や栗山 直樹など新加入の力も加えながら、J2残留争いから一歩抜け出したい。
[ 文:大枝 令 ]
