愛媛はリーグ後半戦に入ってから、いずれも勝利する可能性を持った試合を続けているが、勝ち切れていないのが現状。また、やや気がかりなのは、対戦相手の土俵で試合をすることが多いこと。よく言えば、相手のスタイルに対応して勝点を積み重ねているとも取れるが、悪く言えばどの試合も自分たち主導でゲームを進められていない。
そんな状況の中、今節は山形から期限付き移籍中の栗山 直樹が契約上出場できない。栗山は今夏の加入後から守備面でリーダーシップを発揮し、チームに安定感をもたらしたキーマンの1人。栗山の不在がどこまでチームに影響するのかが、気になるところだ。
対する山形は、J1昇格に向けての正念場となる。直近5試合は1勝4敗と、一時の破竹の勢いは鳴りを潜めている。ただ、途中で延期試合が入るなどイレギュラーな日程を強いられていたことにより、一時的にバランスを崩したと考えれば、結果ほどチーム状況は悪くないと見るのが妥当だ。
ただ、通常のインターバルに戻る今節で最下位相手に星を落とせば、空気は悪い方向へ一変する可能性もある。それだけに、それまで体現していた攻守両面での強度を加えたパスサッカーを取り戻すことで、再び快進撃の足がかりをつかみたい。
[ 文:松本 隆志 ]

