前節は磐田と対戦し、0-2で敗れた琉球。ボール保持率では相手を上回ったものの、シュート数はわずか4本に抑えられ、攻撃の構築において改善が求められる。
そのカギとなるのがコンビネーション。「相手の強度うんぬんというよりも、普段からコンビネーションを取れていれば進入できるというところはあるので、自分たちのやり方をもうちょっと改善したい」と阿部 拓馬は話す。相手のプレッシャーに対し、複数人数が関わって突破を図る。ボールを奪われても人数をかけた即時奪回を演じ、ショートカウンターへとつなげる。攻守の切り替えを鮮明にし、敵陣でのボール保持率を上げることで主導権を握るのが本来の姿である。
そして4連敗中という現状を「人のせいにするのではなく、こういうときこそ自分に矢印を向けられるかどうか。問題点を自分のこととして捉えられるかが大事になる」(樋口 靖洋監督)。辛酸をなめた経験を生かし、チームとしての前進と成長につなげたい。
対する岡山は前節、秋田と対戦。前半早々に先制され、追いかける展開が続いたが、後半アディショナルタイムに混戦から安部 崇士が執念の同点弾を決め、勝点1を得た。しかし、直近5試合は4分1敗。その間の失点は『3』だが、得点はわずかに『2』と、琉球と同じくフィニッシュに課題を残す。オーストラリア代表のミッチェル デュークをはじめ、ケガから復帰したイ ヨンジェ、上門 知樹と一撃の破壊力を持つFWがそろう中、積極的にシュートを促す状況をチーム一体で作れるかが、6試合ぶりの勝利へのカギとなりそうだ。
前回対戦は6月19日の明治安田J2第19節で、岡山が3-0で勝利している。琉球の清水 慎太郎と赤嶺 真吾、岡山の上門、徳元 悠平、増谷 幸祐にとって古巣戦となる今節。互いのプライドがぶつかり合う。
[ 文:仲本 兼進 ]
