新潟は前節・金沢戦を0-1で落とした。序盤の好機を決め切れずにいると、8分にクロスから失点。その後は、J2残留を懸けて勝点3を取りたい金沢にゴール前を固められ、スコアを動かせず。順位も3位から4位に落とした。放ったシュートは15本だけに、フィニッシュの精度が足りなかった。アルベルト監督は今節に向けて、「点が取れないなら、さらに多くのチャンスを作るという形で向き合わなければならない」とコメント。さらに攻撃的に挑むつもりだ。
対する山口は前節、ホームで東京Vと対戦し、1-2で敗れた。名塚 善寛新監督の初陣となったこの試合は、攻守にアクションを起こして戦うサッカーを表現。前半に大槻 周平の加入後初ゴールで先制したものの、後半は徐々に足が止まり、寄せ切れなかった場面でミドルシュートから2失点。それでも、アディショナルタイムにはCKから渡部 博文がクロスバー直撃のヘディングシュートを打つなど、18本のシュートを放ち、最後までアグレッシブな姿勢を見せていた。
新潟には、山口・名塚監督に縁のある選手がいる。それは札幌U-12から指導を受けていた堀米 悠斗だ。名塚監督がヘッドコーチ時代も、試合後は必ず挨拶に訪れていたという。「言葉で選手を頑張らせることができる方」とリスペクトする恩師との対戦について、「楽しみではあるけれど、ガツンとやってやりたいと燃えています」と話している。
新潟はJ1昇格圏と勝点10差だけに、これ以上引き離されるわけにはいかない。山口はJ3降格圏と1ポイント差。1試合で状況が変わる、油断できない状況だ。アグレッシブなチーム同士、勝点3のみを目指して、譲れない戦いが始まる。
[ 文:野本 桂子 ]

