連戦でもタフにチームを支えている井上 黎生人は、「失点が続いているので悔しい気持ちもあります」とも話したが、「すごくチーム全体で良い雰囲気でやれている。僕はこういう雰囲気は初めてです。すごく良いなって思いますね」と笑顔を広げた。
有馬 賢二監督も残り5試合になった今季の目標をしっかりと選手たちに伝え、チームの一体感を生み出している。「まず半分より上の順位に入っていき、1ケタを目指していき、一昨年の9位より上に入っていく。そうすることで選手一人ひとりの価値も上がっていくし、クラブの価値も上がっていく」。1つでも上の順位を目指していく価値を認識して今節に臨む選手たちは、意欲的に勝利を求める姿を見せてくれるはずだ。
山形は前節・東京V戦で敗戦。2点を追いかける展開になった後半はゴールへ向かっていくパワーを発揮していき、ヴィニシウス アラウージョがPKを決めて1点差に迫るも、追いつくことができずに連勝が『4』でストップした。今節にもJ1昇格の望みがなくなる可能性もある中で、チームの出力をどうやって出していくのかに注目したい。
有馬監督は「向こうはボールを持つのがうまいですけど、高い位置で取ればチャンスになる。今までどおり、自分たちが奪いにいくための距離感が大事になる」と話して今節に備えている。
[ 文:寺田 弘幸 ]
