大宮は残り3試合で残留をつかみ取る覚悟だ。終了間際の失点が連続して喫した3連敗から立ち直りが求められた前節・山形戦は、結果的に勝ち切ることはできなかったが、貴重な勝点1をゲット。上位の山形に対して内容も悪くなく、前向きな90分となった。
前節の流れを継続し、今節は5試合ぶりに勝点3をつかみたいところだが、ポイントは水戸のプレッシャーを回避し、自分たちが意図した攻撃の形を作れるかどうか。山形戦でもリードを得ていた後半、カウンターに出ていくのか、少しボールを持って時間を作るのか、そこの意思疎通が乱れる時間帯もあっただけに、ピッチ上で選手たちが同じ絵を描けるかどうかがカギを握る。
残り試合数とJ3降格圏との勝点差を考えれば、この試合で勝点3を取れるかは大きく命運を左右する。現在は2連敗中であるが、霜田 正浩監督が就任以降、NACK5スタジアム大宮での勝率は高いだけに、ホームのファン・サポーターと残留を引き寄せる勝点3をつかみたいところである。
対する水戸は16日に秋葉 忠宏監督の続投を発表。就任3年目となる来季も指揮を執ることとなった。そう考えれば、残り3試合も決して消化試合にはあらず。近年成長著しいクラブが来季さらなる飛躍を遂げるために、一戦一戦が大事となる。
そして何より、水戸からすれば大宮は今季の開幕戦で逆転負けを食らった相手。そのときと大宮は大きく変わってしまっているが、同じ相手にダブルは食らいたくない。3年連続で1ケタ順位でシーズンを終えるためにも勝点3にこだわりたい。
[ 文:須賀 大輔 ]

