琉球は前節、アウェイで東京Vと対戦。風間 宏矢のゴールで先制すると、田口 潤人が2本のPKを止め、勝利の気運は間違いなく高まっていた。しかし、終了間際に追いつかれてドローに終わり、「勝点2を取りこぼしたと言える」(田口)と苦杯をなめた。
「球際のところ、体を張るところは今までで一番と言っていいほど戦っていた。ただ、攻撃に移るときに周りの動き出しが遅れていて、前向きになったところでボールを奪われてカウンターを食らったところは修正が必要」と喜名 哲裕監督は、いかに高い位置でボールを奪い切り、切り替えの場面での速さと連動性を高められるかを追求する。それができれば、指揮官が求める「より速くゴールに向かう」鋭い攻撃がピッチ上で見られるだろう。チームのアイデンティティーである攻撃的で見ている者を魅了するサッカーを披露し、ホームでの有終の美を飾りたいところだ。
一方、新潟もこの一戦に懸ける思いは強い。これまで伝統だった堅守速攻を、「ボールを握って主導権を握るサッカー」に変えたアルベルト監督が22日、今季限りの退任を発表した。築き上げたプレースタイルで常に上位争いをしてきた今季、連勝で締めくくることをターゲットに強い気持ちで臨んでくるはずだ。
新潟には、2年前に琉球でプレーしていた鈴木 孝司がいる。対峙することになるであろう岡﨑は、「味方として一緒にやっていたときは心強かったけど、敵として見れば本当にイヤな選手。一発で仕留める力があるだけに、スキを与えないようにしたい」と引き締める。
攻対攻のつばぜり合いが28日、タピック県総ひやごんスタジアムで繰り広げられる。
[ 文:仲本 兼進 ]
