両者の様子を見ていこう。
まず、ホームの徳島。J2降格を機に、主力級選手が多数移籍。ダニエル ポヤトス監督体制2年目、本当の意味で“新生・徳島ヴォルティス”としての再構築が進む。昨季主体としてきた[4-2-3-1]ではなく、昨季終盤にも用いた[4-3-3]が今季の軸となる。ボールを保持しながら敵陣に進入し、攻撃的スタイルで勝利を志向する哲学は変わらない。ただ、ボールの動かし方や細かな立ち位置はマイナーチェンジされている。注目は中盤の構成。前述のとおり多くの選手が移籍したが、特にボランチでは出場数が多かった全選手が移籍した。同ポジションには岡山から白井 永地、大分から長谷川 雄志、神戸から櫻井 辰徳、静岡学園高から玄 理吾が加入しており、既存選手も含めて誰が先発の座をつかむのか楽しみだ。
対する金沢。柳下 正明監督体制で6シーズン目を迎え、成熟期を迎える。ここまで続けてきた[4-4-2]を用いた、攻守ともにアグレッシブで素早くゴールを目指すスタイルを継続していることだろう。編成に目を向けると約半数が入れ替わっているものの、徳島とは対照的に多くの主力級選手が契約更新。そこにJリーグでの出場試合数が『400』を越える豊田 陽平、過去に金沢在籍経験のある毛利 駿也が復帰するなど手堅い補強となった。また、コーチングスタッフの入れ替わりがあり、継続の中にも新たなスパイスが加わった印象だ。
明治安田J2、待望の2022シーズン。間もなく開幕!
[ 文:柏原 敏 ]


