昨季はシーズン序盤につまずき、5月に監督交代。松田 浩監督が就任し、強固な守備をベースに驚異的な勢いで勝点を積み上げていった。最終的には昇格に届かなかったが、その戦いぶりを評価し、クラブは今季も松田監督体制の継続を選択した。昨季の主力ではウェリントン ハットや毎熊 晟矢がチームを離れたが、Jリーグで圧倒的なキャリアを誇るクリスティアーノを獲得。最終ラインにも高橋 峻希や奥井 諒といった経験豊富なSBを加えることに成功している。松田監督が築き上げたベースに確かな上積みをもたらしてくれるだろう。
一方の東京Vも長崎同様、昨季途中に監督交代を経験。最終的には16勝10分16敗、勝点58で12位となった。それでもラスト4試合は3勝1分の好成績を残しており、途中就任だった堀 孝史監督が続投。若狭 大志、佐藤 優平、山下 諒也といった主力がチームを離れたが、6人の新卒に加え、山越 康平や阪野 豊史(右アキレス腱断裂で全治約6カ月の診断)といった経験ある選手が良いバランスで加わった。
両者の直近の対決は昨季の明治安田J2第38節。その際は長崎が3-0で勝利しているが、54分に山本 理仁が退場するまでは一方的な東京Vペースだった。長崎としては、ボール保持に長けた東京Vを組織的な守備でうまく捕まえることができるかがポイントだろう。
長崎は直近5年のホーム開幕戦は4勝1分と好成績を残している。今季も白星発進となるか。
[ 文:杉山 文宣 ]