序盤戦とはいえ、上位戦線に踏みとどまるためにも勝点3が欲しかった千葉だが、前節は開始わずか2分で先制点を献上する苦しい立ち上がり。ただ、「選手交代によって攻撃が良くなった」と尹 晶煥監督が話したように、後半から途中出場した選手たちの奮闘もあって攻勢を強めると、88分に櫻川 ソロモンの今季初ゴールで同点に追いつくことに成功。このまま逆転まで持っていけるかと思ったのもつかの間、後半アディショナルタイムにロングスローから失点し、痛恨の敗戦を喫した。
今季の総得点数はリーグワーストタイの『4』と攻撃力に不安を抱える千葉。「相手の守備が堅い中、どう崩すかが課題」と櫻川が話すようにアタッキングサードでの質と、ゴール前での精度を高めたいところで、櫻川や見木 友哉、風間 宏矢といった攻撃陣の活躍に期待がかかる。
対する新潟は前節、今季最多となる3得点を挙げてホームで群馬に勝利。後方からの正確なビルドアップと連動した崩しが光り、松橋 力蔵監督も「われわれが今週『こういう形でやっていこう』という部分はしっかり出せた」と手ごたえを話す。2得点を挙げた谷口 海斗も「良いボールと良いタイミングでうまく得点につなげられたのは良かった」と充実のコメントを残した。
ただ、後半立ち上がりの時間帯と終了間際に失点を喫してしまったように、90分を通してのゲーム運びにはまだ課題がある。最後まで集中して自分たちのサッカーを出し切り、3連勝を飾ることができるか。
[ 文:藤井 匠 ]
