リーグ最多となる27失点を喫し、勝つ難しさを感じる中、システムを3バックにしたことで守備力強化にはつながっている。しかし、これまで敷いてきた4バックとは異なる立ち位置によってパスワークに乱れが生じ、攻撃の課題が生まれている。毎試合トライ&エラーを繰り返し、浮き出る課題の把握と修正を施しながらチーム力を上げようと奔走中だ。そういった中で好転に拍車をかけるには、勝利という特効薬が必要不可欠。特に沖縄での試合は地の利を生かし、支え続けるサポーターに喜びを与えてほしい。
5連戦の3試合目となる今節。琉球のホームに足を踏み入れるのは、3位の新潟だ。開幕前に新型コロナウイルス感染症の影響で一時活動休止を余儀なくされ、不安を抱えたままシーズンに入った。開幕から4試合未勝利が続いていたが、4月に入ってからは4勝1分と好調を維持している。先制される場面が目立つも慌てず修正できる術を持ち、第8節・熊本戦では元琉球の鈴木 孝司が後半アディショナルタイムに逆転弾を決めている。遅攻と速攻、そしてセットプレーを交えながら逆転勝ちにつなげられる力強さを持っている新潟。蒸し暑い日が続く沖縄での戦いだが、いかなるプランで立ち向かうのか。
琉球の守護神・田口 潤人、サイドアタッカーの大本 祐槻にとっては古巣対決であり、いつも以上に気合いを入れて臨むことだろう。勝利して浮上のきっかけをつかみたい琉球と、上位戦線に食らいつきたい新潟との一戦。タピック県総ひやごんスタジアムで熱戦の火ぶたが切られる。
[ 文:仲本 兼進 ]
