岩手は現在5連敗中で、順位は20位に沈んでいる。直近の結果や順位表だけを見れば、初参戦となったJ2の洗礼を受けている印象も強いが、内容は勝点を奪ってもおかしくない試合が多い。前節の新潟戦でもハイプレスからのカウンターで決定機を作るなど、アグレッシブな姿勢は貫き通せていた印象だ。ただ、「勝たなければ何も残らない」(石井 圭太)という言葉に象徴されるように、良い試合をしているからこそ、勝点や得点といった数字に反映させたいのも事実。先制点を許すと一気に展開が厳しくなるため、勝利の可能性を高めるためには、無失点の時間を長くすること。そして、決定機をしっかりとものにすることが必須条件と言えるだろう。
対する16位・熊本は、接戦が続く中で粘り強く勝点を積み上げている。ホームに仙台を迎えた前節はチャンスがありながら決め切れず、相手にゴール前での質の高さを見せられて0-2の敗戦を喫した。しかし試合後、大木 武監督は「試合を通して、ゲーム(内容)は良かった。そこは続けていきたい」と一定の手ごたえはつかんでいる様子。課題となったシュートの精度を改善し、4試合ぶりの勝利を目指す。
岩手としては、本拠地・いわぎんスタジアムでの今季初開催となるゲーム。苦しかった4月を終え、反攻を期す5月最初の試合は大きな意味を持つ。勝点3を待ち望むサポーターに6試合ぶりの勝利を届けたい。
[ 文:髙橋 拓磨 ]