秋田は前節、千葉に1-0で競り勝った。前半は千葉にセカンドボールを拾われ、押し込まれる時間が続く。それでも体を張った守備で無失点で折り返すと、後半に秋田が先制する。73分。セットプレーの流れから連続攻撃を仕掛けて、最後は池田 樹雷人のクロスを途中出場の吉田 伊吹がきっちり決めた。秋田はこの1点を守り切り、J2昇格後初となる3連勝を達成し、9位に浮上した ここ3試合は1点差の逆転勝利が1試合とウノゼロが2試合。どちらに転んでもおかしくないような展開が続く中で、粘り強く勝ち切る秋田らしさが発揮できている。「難しい試合ばかりだったが、前半に全員で守備して粘ったからこそ、後半わずかなチャンスの中から1点が生まれている」と千田 海人が話すように、今節も失点しない守備を継続、徹底して勝ち筋を見いだす。
対する東京Vは前節、水戸とのホーム戦を0-2で落とした。互いに決定機を決め切れずスコアレスで折り返すと、後半に水戸のハイプレスがDFのミスを誘発して先制を許す。さらに水戸GKのロングフィードがカウンターにつながり、追加点を与えた。
東京Vはこれで今季二度目の無得点となり、ここ5試合で1勝4敗。16試合を終えて得点数がリーグ2位で失点数はリーグワースト2位タイとなっている。「得点する部分もそうだし、自分たちの戦い方をもう1回見直して準備したい」と堀 孝史監督。秋田戦でどのような試合運びを見せるか注目だ。
秋田は昨季、東京Vと対戦して2連敗(1-3、1-4)。高い技術で人とボールが動く東京Vに揺さぶられて失点を重ねた。今節も我慢の時間が長くなることが予想されるが、秋田は攻守におけるコンパクトな陣形の運用が着実に向上している。東京Vに対してもチーム一体で連動するスライドで対抗し、ホームで借りを返したい。
[ 文:竹内 松裕 ]

