大分はこの試合が、開幕から3カ月間ほぼ途切れずに続いた大型連戦のラスト。JリーグYBCルヴァンカップと天皇杯を含む11連戦を終えてから9連戦、そのあとの7連戦の7戦目だ。下平 隆宏監督は「コンディションを保つのが難しかった」と、リーグ戦とカップ戦が混在した過密日程を振り返った。負傷者が多発しており戦力も限られたチーム状態で、その都度戦える選手を組み合わせて総力戦で乗り越えてきたが、勝ち切れない試合も目立った。当初の目標に比べると勝点を積むペースはかなり遅れている。
前節の群馬戦でリーグ戦6試合ぶりの白星を挙げた大分は、1日の天皇杯でも島根県代表・FC神楽しまねに3-0で快勝。今節はリーグ戦での連勝を目指して勝点4差の町田に挑む。
今季好調なスタートを切った町田だったが、第8節からは8戦白星なしと停滞期も過ごした。第15節からシステムを本格的に3バックに変更し、3勝1分1敗と復調し、現在は4位につけている。失点も少なく、強度の高いプレーヤーが各所に配置されて、明快なスタイルを貫くチームだ。
ランコ ポポヴィッチ監督は2009年7月から半年間、大分を率いた。J1残留は遂げられなかったが、不調にヘッドダウンしていたチームに再び上を向かせた手腕は記憶に鮮烈に刻まれている。ポープ ウィリアムと岡野 洵も大分でのプレー経験があり、大分サポーターの中には対戦を楽しみにしている人も多いだろう。
初夏の連戦中のデーゲームは過酷で、勝利を求める気持ちの強さがより一層求められる。暑さを吹き飛ばすほどの熱戦に期待したい。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
105 大分トリニータ 1.webp)