甲府は天皇杯2回戦で環太平洋大に5-1で勝ったことをその後のリーグ戦につなげたかったが、前節・岩手戦は試合内容は良くてもゴールと勝利にはつながらず、0-1で敗れ、岩手にホーム初勝利を献上してしまった。
一方の千葉は天皇杯2回戦では金沢に1-2で敗れたが、そこから中3日で臨んだ前節は首位の仙台に2-0で勝利し、J1参入プレーオフ圏の背中を捉えた。もともと予算規模も、環境面でもJ2では上位クオリティーで千葉の躍進に驚きはないが、ここ最近は見木 友哉やブワニカ 啓太が結果を出して調子に乗ってきており、第18節・長崎戦(2◯0)で初ゴールを挙げたチアゴ デ レオンソも乗ってきた雰囲気。ここからグッと歯車がかみ合う流れに入る可能性が高いと外からは見える。
甲府としては、勢いのある千葉にどう立ち向かうのかという点が見どころ。試合内容で勝り、結果で負けた前節の悔しさをぶつけ、内容でも結果でも千葉を上回りたい。とはいえ現実的には千葉が主導権をとる時間が一定以上あることも想定されるが、勝利という結果を出せればポゼッション率などは気にならない。
フィジカルやアスリート性では千葉が優位な試合になるだけに、吉田 達磨監督は甲府の守備陣に高さを加えるのか、これまでの連係を信じるのかなども注目点。攻撃面ではエースの長谷川 元希、ウィリアン リラはもちろんのこと、鳥海 芳樹もキーマンで、彼らの決定力に期待することになる。上位進出を懸けた攻防は見どころ十分だ。
[ 文:マツオ ジュン ]
