両チームとも前節は快勝を収めた。
水戸は敵地で大宮と対戦。監督交代によって戦い方が変わった相手に対して序盤は苦しい展開を強いられたものの、そこをしのぎ切ると徐々にペースをつかみ、42分と48分にゴールを決めて優勢な展開に持ち込んだ。終盤、相手の猛攻を受ける時間が続いたものの、チーム全体で粘り強く対応して無失点で切り抜けて、3試合ぶりの勝利を手にした。
その勢いに乗って今節に挑みたいところだが、今節から2試合はリーグ2位の8得点を挙げている木下 康介を出場停止で欠くこととなる。エースストライカーの不在は「チームにとって大きな痛手」だと秋葉 忠宏監督は言う。だが、続けてこう言い切った。「水戸は1人に頼るようなチーム作りをしていない」。
ピンチをチャンスに変えることができるか。木下以外のFW陣の奮起に期待がかかる。誰が出ても、チームが標ぼうする攻撃的なサッカーを繰り広げ、得点力を発揮できることを証明したい。そして、リーグ後半戦に向けて大きな自信を手に入れたい一戦だ。
山形は山田 康太ら多くのケガ人を抱え、さらに木村 誠二や半田 陸といった選手が年代別代表に招集され、メンバーを固定できない状況が続いているものの、直近10試合でわずか1敗とチーム力の高さを見せている。今節も変わらずにサイドアタックを生かした攻撃的なサッカーを貫いて勝利を求めて戦うことだろう。
これまでチームを支えてきた選手の欠場が予想される両チーム。その中でフレッシュな戦力が新たな風を送り、よりアグレッシブに戦えたチームが勝利を手にすることができるだろう。
[ 文:佐藤 拓也 ]