水戸は前節・熊本戦、九州独特の蒸し暑さに苦しめられ、選手たちの動きは重く、ミスが目立った。終始熊本の圧力を受けて、押し込まれる展開が続いたが、それでも崩れないのがいまの水戸の強さだ。前線から献身的な守備を徹底してスキを作らず、GK山口 瑠伊の好セーブも含め、粘り強い守備でゴールを死守。スコアレスドローに持ち込んだ。「タフに戦い抜いてくれた」と、秋葉 忠宏監督は貴重な勝点1を手にした選手たちを称えた。
3試合連続無失点と安定してきた守備と、自慢の攻撃力をいかに融合させるかが勝負のカギを握る。
一方の岡山は前節、琉球の勢いのある攻撃に苦しみながらも耐え続け、終了間際に宮崎 幾笑がゴールを決めて劇的な勝利を飾った。開幕から手堅いサッカーを繰り広げ、J1昇格争いに力強く食らいついている。
豪州代表の一員として、W杯予選プレーオフに出場するため戦列を離れていたミッチェル デュークも前節復帰しており、チーム力は上向いている。今節はミッチェル デュークの力を最大限に生かし、厚みのある攻撃を仕掛けて水戸の守備をこじ開けたいところだろう。
試合当日の最高気温は30℃以上になることが予想されている。夏を感じさせる暑さの中、運動量や攻守の切り替えの早さで相手を圧倒する自分たちのスタンスを出し切ったチームが勝利を手にすることとなりそうだ。
[ 文:佐藤 拓也 ]