12日に発表された松田 浩監督の退任を受け、トップチームの指揮を執ることになった原田 武男監督。ファビオ カリーレ新監督が来日するまで2週間の暫定監督だが、初陣となった前節・群馬戦は攻撃面のテコ入れを行うと、それが機能。2得点を奪っての快勝で白星発進となった。また、22日に行われた天皇杯3回戦・FC東京戦では大幅なターンオーバーを敢行。開始早々に失点を喫する苦しい立ち上がりとなったが、アカデミー出身・安部 大晴のプロ初ゴールなど3得点を挙げ、120分の激闘の末に上位カテゴリーから勝利。チームは大きな勢いをつかんでいる。
敵地に乗り込む形となる秋田は前節、アウェイで新潟と対戦。終わってみれば0-3という大差になったが、2失点は最終盤に喫したものであり、0-1の段階では逆に好機を数多く作り出すなど首位を苦しめた。結果的には決定力の差に屈することになったが、決して悲観するような内容でなかったのも確かだろう。ただ、この敗戦で今季四度目の連敗となり、6試合勝利から遠ざかっている。
22日に天皇杯を戦った長崎は中2日。秋田は天皇杯ですでに敗退しており、中5日でこの試合に臨むことになる。ただ、長崎は天皇杯でターンオーバーを敢行しており、コンディション面でのディスアドバンテージはほとんどないと言っていいだろう。今節は前節で退場処分を受けた江川 湧清が出場停止。守備の要を欠く中でどういった戦いを見せるのかにも注目したい。
暫定2週間の指揮となる原田監督にとっては、今節がラストマッチ。就任後、公式戦2連勝という結果だけでなく、濃い中身で勢いを加速させた指揮官は3連勝で有終の美を飾れるか。
[ 文:杉山 文宣 ]