秋田は前節、長崎とのアウェイ戦をスコアレスドローで終えた。前々節・新潟戦の反省を生かし、立ち上がりから積極的にボールを奪いにいくアグレッシブなプレーを展開。決定機を作りながらもゴールを奪えなかったが、守備面ではGK田中 雄大を中心に粘り強く失点を許さず、実に7試合ぶりの無失点を達成した。
秋田は「良い守備から良い攻撃」(吉田 謙監督)を掲げて積み上げてきた。直近3試合で無得点と決定力不足は深刻だが、前節のようにボールを奪う守備とゴールを守る守備の両立を継続していけば、得点につながる良い攻撃に結びつくはずだ。
対する山口は前節、甲府とのホーム戦を2-1で制した。75分に先制を許すも池上 丈二のゴールで3分後に追いつき、終了間際に橋本 健人が強烈なミドルシュートを叩き込んで逆転勝利。連敗脱出に成功し、波に乗りたいところだが、今季の山口にとってアウェイは鬼門で、ここまで4分7敗と勝ちがない。ただ、昨季からの秋田戦は2勝1分と相性の良さがあるのは強みとなるだろう。
輪笠 祐士が「サイドにストロングがある」と話すように、山口はボールと人を巧みに動かしながらスピードのある両翼を生かしてくる。秋田は相手にボールを握られたとしても、自陣に引き過ぎることなく強気で全体を押し上げてセカンドボールを奪い、カウンターの回数を増やしていきたい。
今節のソユースタジアムでは、ホームとアウェイそれぞれのゴール裏の指定エリアに限定して、試験的に声出し応援が可能になる。藤山 智史は「サポーターからの応援は自分たちの力になる。非常に楽しみだし、早く声を聞きたい」と試合を心待ちにする。これはおそらく山口の選手も同じだろう。秋田サポーターは8試合ぶりの勝利のために、山口サポーターはアウェイ初勝利のために。応援するチームの背中を全身全霊で後押ししてほしい。
[ 文:竹内 松裕 ]

