ホームの町田は前節、3位・仙台との上位対決を落とした。3点を先行される展開から、1点差まで詰め寄ったものの、あと1点が及ばず。3戦ぶりに先発に復帰した髙江 麗央は「点を取られてからスイッチが入ったような展開になった」と試合を振り返った。さらに試合中、ランコ ポポヴィッチ監督がシーズン通算四度目の警告を受け、今節はベンチ入り停止に。今節の町田は、指揮官不在の試合を強いられる。
一方の水戸は首位の横浜FCを相手に先制したものの、残念ながら地力に勝る横浜FCに逆転されてしまった。30分過ぎまでは主導権を掌握。しかし、32分にミスを突かれる形で和田 拓也に同点ゴールを奪われると、戦況は一変してしまった。まさにワンプレーで試合展開が変わってしまったため、悔やんでも悔やみ切れない結果となった。
今季の水戸は相手を圧倒する爆発力はあるものの、やや安定感に欠ける。90分を通して、いかにチームとしての波をなくすか。横浜FC戦の敗戦を受けて、秋葉 忠宏監督がどう立て直すか、注目だ。
大枠のゲーム展開は、力関係で勝る町田がボールを掌握する展開か。仙台戦の町田はボールを握った際の攻撃のボリューム感に乏しく、仙台の強固なブロックを崩せなかったが、水戸がアグレッシブに出てくれば、効果的に使えるスペースは見いだせるだろう。
一方の水戸としては、最終ラインの耐久力に難を抱える町田をより苦しめるためにも、ボールを奪ったあと、ゴールへ向かって直線的に仕掛ける回数を増やせるかがポイント。その意味では、町田が古巣であり、最前線での推進力を武器とする安藤 瑞季が、町田攻略のキーマンかもしれない。
[ 文:郡司 聡 ]
