水戸は前節、敵地で町田と対戦。前半はミス絡みから2失点を許す低調な内容だったものの、後半は一転、攻撃的な姿勢を貫いてゴールラッシュを披露。69分に1点を返すと、83分、87分の連続得点で大逆転勝利を挙げてみせた。これまで四度も、先制した試合で敗北を喫してきたチームにとって、大きな成功体験となったことは間違いない。その勢いに乗って挑みたい金沢戦だ。
ただ、前半の出来を招いた原因を見つめ直し、改善して挑むことが求められる。「町田戦の後半のようなサッカーを90分継続させたい」と秋葉 忠宏監督は今節に向けて力を込める。
金沢は前節、ホームで群馬に2-1で勝利。その勢いを持ってアウェイに乗り込む。前回対戦は果敢に攻め立てて多くのチャンスを作りながらも、1-1のドローとなっただけに、「今回こそ」という気持ちは強いだろう。そして、連勝を達成して上位戦線に食い込むというモチベーションで挑んでくるに違いない。
前節から中3日と夏場のタイトな日程での試合だけに、体力的に厳しい戦いになる。だからこそ、走力や1対1、攻守の切り替えといった“サッカーの本質”で上回ったチームが勝利をつかむことだろう。攻撃サッカーを標ぼうする両チームの意地がぶつかり合う。
[ 文:佐藤 拓也 ]