19位の岩手は前節、仙台を相手に1-5の大敗。いわぎんスタジアムでは今季最多の3,029人が集まったものの、サポーターの前で勝利を祝うことはできなかった。ホームでは第25節・琉球戦に続いての連敗となっただけに、今節は是が非でも勝点3をモノにしたいところ。そのためにはやはり得点が必要。カギとなるのは、横からのボールをいかに効率よくゴールにつなげるかだ。カウンターやセットプレーからクロスに行き着くシーンは多いものの、クロスの質、そして中の入り方に課題を抱えるケースも多い。トレーニングでも継続的に取り組んでいる部分だが、その成果を試合で発揮して勝利に結びつけたい。
J1参入プレーオフ圏内まで勝点2差の8位・町田も、これ以上引き離されるわけにはいかない。前節は立ち上がりと終盤に失点して長崎との上位対決に敗れたが、ランコ ポポヴィッチ監督は「後半、インテンシティーはあったと思いますし、われわれが求めていることを攻守において見せられたと思います」と評価。その戦いを90分、スキを見せずに遂行することで勝利への活路を見いだしたい。
町田は直近4試合を1勝3敗と負け越している。得点は取れている一方で、守備に課題を抱え、特に敗れたすべての試合では、80分以降に決勝点を献上しているという共通点がある。後半に強さを見せる岩手にとっては好材料だが、攻撃のギアを上げる役割を担う中村 充孝が直近2試合をケガのため欠場しており、今節の出場も不透明。両者のこのあたりのチーム事情が試合内容、勝敗にどのような影響を及ぼすかも興味深い。
[ 文:髙橋 拓磨 ]