ホームで迎え撃つ立場の大宮は、いま上り調子である。前々節・横浜FC戦で首位から勝点3を奪い、相馬 直樹監督就任後、初めてホームゲームで勝利を挙げれば、前節は敵地で3位の仙台を撃破。上位陣相手に連勝を飾り降格圏との差を広げることに成功した。
この2試合を振り返ると、選手たちに躍動感が戻ってきたことが大きく、全員が攻守に迷いなく走れている。そして、それが結果に直結。2試合連続で3ゴールを奪い、競り勝ってきた。もちろん、2試合連続で2失点してしまっていることは課題であり、守備の集中力と耐久性は問われているが、いまの順位を考えれば3ポイントを手にできていることがすべてと言っていい。勝利を重ねながら課題の修正に取り組めていることはポジティブである。
その流れで迎える今節は、指揮官にとって古巣となる町田との対戦。相馬監督は「勝ちたい気持ちは向こうも同じだからね」と普段と変わらない姿勢を貫くが、心の内が燃えていることは間違いない。“古巣撃破”で3連勝を飾り、自信を深めたい。
対して、アウェイに乗り込んでくる側の町田は、ここ5試合を2勝1分2敗と五分の成績。J1参入プレーオフ圏内まであと一歩のところにつけている。ただ気になるのは、自分たちよりも順位が下の相手から勝点を奪えている一方、上位陣とのゲームでは勝ち切れていない。そのことがいまの順位に影響していることは否めない。
前節辺りからケガ人や、新型コロナウイルス感染症の陽性者が出た影響で、ベストメンバーを組めていない難しさもあるが、下位相手に勝点を落とすことは昇格を目指す上では許されない。9試合ぶりの連勝を遂げ、プレーオフ圏内に入りたい。
[ 文:須賀 大輔 ]

