「数字上の可能性がある限り、自動昇格を目指す」と唐井 直ゼネラルマネージャーが話したように、横浜FCと新潟で形成するトップ2が頭1つ抜けている状況でも、町田はシーズン当初に掲げたJ1昇格という目標を下方修正することはないという。最終節に2位・新潟との直接対決を残す町田にとっては、まだまだあきらめる段階にはない。太田 修介は「ここで首位を食ったら、もっと勢いが出ると思うので、ギラギラしたものはある」と言葉に力を込める。
なお、最近の町田は新型コロナウイルス感染症による離脱者が複数出ていた状況を踏まえ、直近3試合を[3-4-2-1]で戦ってきた。今節の横浜FC戦も、このオプション布陣採用継続が濃厚。期せずして、前回対戦と同様にミラーゲームとなりそうだ。ボール保持に重きを置く横浜FCに対して、局面勝負の強度で上回れるか。「個の勝負ですごみを出せるかがキーポイント」と太田 修介は見立てている。
一方、敵地に乗り込む横浜FCは町田戦で8試合勝利がない。町田戦未勝利街道を抜け出し、1年でのJ1復帰に向けて、今後の足場を固めたい。攻撃と守備で形を変える可変式システムも柔軟にこなせる横浜FCとしては、マーキングがハッキリするミラーゲームもそれほど苦にしないはずだ。また、町田が重心を落としたブロック守備とスペースがない状況を不得手としているため、守備時の5バックをより機能させるためにも、先制点奪取が大きなカギを握る。
[ 文:郡司 聡 ]
