城福 浩監督は、強い口調で現状についての認識を語る。
「(アタッキングサードまで行けているが)やれることはやっている、ということではない。3カ月間、言い続けてきてやり続けていることをやれていないということだと思う」 ペナルティーエリア内までは進入できている。選手間の意識をピッチでしっかりと表し、ゴールに入れること。この6試合では3得点しか奪えていないだけに、今までの取り組みを結果という形で表現したい。
対する秋田は、ここ5試合で2勝1分2敗。そのうち1-0が2回、0-0が1回、0-1が1回と、ロースコアになることが多い。前節・徳島戦はスコアレスドロー。吉田 謙監督は「全員でゴールを守る必死な気持ちがプレーにあふれ出ていた」と評価した一方で、「“枠力”、“こぼれ力”、全員でゴールになだれ込めるように、日常を大切にしたい」と無得点に終わったことについても述べていた。
地上戦で相手を押し込みたい東京Vとしては、ダイレクトに前線へボールを入れてくる回数が多い秋田は、「われわれとは対極の思考がある」(城福監督)。加えて、城福監督は「1つのスローイン、FK、CKに時間をかけて、丁寧にやっている。それだけに、先に点を取られると苦しくなる」とも話した。
また、馬場 晴也は「空中戦で勝つこと。それにセカンドボールを拾えれば、相手に何もさせずに進められると思う」と展望している。
異なるスタイルのぶつかり合いは、果たしてどのような結末を迎えるか。
[ 文:田中 直希 ]
