中2日のタイトな日程で迎える今節は、岡山にとって再び勝利をつかみ取りたい一戦になり、長崎にとっては連勝して勢いに乗っていきたい試合になる。意味合いは違うものの、両チームにとって勝利が必要な90分であることには変わりなく、激しい試合になることは間違いないだろう。
両指揮官の戦術的な駆け引きがとても興味深い一戦になる。
長崎のファビオ カリーレ監督は前節の水戸戦で3バックを採用した。今夏に来日したブラジル国籍の監督は、その決断の意図を試合後に「ここ何試合かの9失点中6ゴールが空中戦での失点だったので、そこを考えてシステム変更をしました」と話している。システムを変更した結果、無失点に抑えて勝利したのだから、今節も3バックの継続が予想される。しかし、岡山にはミッチェル デュークをはじめ空中戦に強い選手がそろっている。いずれにしても、エアバトルが今節の勝敗を分ける1つの要素となりそうだ。
岡山の木山 隆之監督は前節の徳島戦でシステムを変えながら戦って勝機を見いだそうとした。ビルドアップに長ける徳島の攻撃に規制をかけながらゴールに迫っていくため、前半は攻撃時が[3-5-2]で、守備時は[4-4-2]に並びを変え、後半からは守備時に[5-4-1]になって対応。53分に失点して追いかける展開になると、中盤がダイヤモンド型になる[4-4-2]にしてゴールを目指した。J通算451試合を指揮してきた経験豊富な指揮官は、果たして今節をどう戦っていくのだろうか。
残り試合数が少なくなっていく中、蓄積したことを生かしながら勝利を追求していく監督たちの攻防にも注目していきたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]
