10位の長崎は6位との勝点差が『4』。J1参入プレーオフ圏内を争うチームの中では唯一得失点差がマイナスであり、実質的には勝点差5と見なければいけないような状況だ。前節はプレーオフ圏内に位置する大分との対戦だったが、開始5分で2失点という苦しい入りとなり、前半だけで3失点。後半に1点を返したが、敗戦となってしまった。幸いにも6位との差は変わらなかったが、順位は8位から10位に下げている。
対する徳島は8位。6位との勝点差は『3』となっている。前節はホームで町田と対戦。二度のビハインドを背負いながらいずれも追いつき、最後はエウシーニョが逆転ゴールを奪って今季初の逆転勝利を達成。これで17試合負けなしとなり、シーズンの最終盤に来て、勢いをつかんでいる。
長崎にとっては、敗れれば仙台の結果次第で6位以内の可能性が消滅する。得失点差を考えれば、引き分けでもJ1への扉は限りなく閉ざされる可能性もあるだけに、まさに勝利だけが求められる一戦だ。勝利のみが求められるのは、徳島も同じこと。プレーオフ出場の可能性を信じて、4連勝でのシーズンフィニッシュを狙っている。実質的には6位から10位までの5チームで6位の椅子を争う状況になっており、その中での直接対決はまさにサバイバルマッチ。勝ったほうが可能性をつなげられる戦いと言えるだろう。
厳しい戦いが続いている長崎だが、ホームでは明治安田J2第22節群馬戦を最後に勝利から遠ざかっている。約4カ月ぶりの勝利でなんとか勢いをつけたいところだ。
[ 文:杉山 文宣 ]