まず、ホームの熊本は7位の山形が残り3試合を全勝しても最大勝点は『66』にとどまるため、今節で勝って『67』に伸ばすと、6位以内が確定する状況だ。
ホームに秋田を迎えた前節は前後半の立ち上がりに失点して2点を追う展開となり、終盤に途中出場した粟飯原 尚平が1点を返したが逆転には持ち込めず、7試合ぶりの黒星を喫した。とはいえ、試合を通じて自分たちのペースで進めることはできていた上、得点チャンスも数多く作れていた。
熊本はここまで1試合ごとに課題を修正して、勝点を重ねてきた。今節は集中した入りと攻守両面でのゴール前の質にこだわり、前節の反省を結果につなげたい。気負いすぎずに普段どおりのプレーができるかも重要だ。
一方の群馬は残留を争っている大宮が引き分けたことによって、得失点差で下回り20位となった。21位・岩手との勝点差は『5』で、今節の結果次第で残留が決まる可能性がある。
前節・大宮戦は押し込まれる展開となったが、1-0の勝利。6失点した前々節・山口戦から守備を立て直して、終盤のセットプレーで決勝点をもぎ取るなど、残留に懸ける思いをピッチで表現した。熊本との前回対戦は0-3から終盤に2点を奪って追い詰めており、勝ち切れなかったとはいえ悪い印象はないはず。今節、残留が決まらないとしても、ここで連勝できれば勢いもつくだろう。
初のJ1参入プレーオフ進出を決めたい熊本と、残留争いを一歩抜け出したい群馬。状況は異なれど、お互いが勝利を目指してぶつかる熱いゲームになる。
[ 文:井芹 貴志 ]


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