昨季はシーズン途中にファビオ カリーレ監督が就任。それまでの守備をベースとした戦い方からボール保持をベースとした戦いに切り替えるも、チームは不調に陥ってしまう。シーズンを7試合未勝利で終え、最終順位も11位だった。巻き返しを期す今季に向けて、オフには積極的な補強を敢行。前線には2017年のクラブ初昇格の原動力となったフアンマ デルガドが復帰。守備陣にも今津 佑太や波多野 豪といったメンバーが加入し、昨季の課題だった空中戦の弱さの改善を図っている。
対する千葉は昨季、長崎の1つ上の10位でフィニッシュ。それまで3シーズン率いた尹 晶煥監督に代わって小林 慶行監督が内部昇格という形で新たに就任。堅守速攻からよりアグレッシブで攻撃的なスタイルへと舵を切り、新シーズンに臨む。注目は2019年に長崎で22得点を挙げた呉屋 大翔だろう。開幕前のちばぎんカップでも柏相手に2得点を挙げており、好調を維持してかつてのホームスタジアムに乗り込んでくる。大分に在籍していた昨季は長崎戦での出場がなく、長崎から移籍して以降、初めて長崎戦に出場となるか。
2013年のJリーグ参入以降、開幕戦は6勝2分2敗と強さを見せる長崎。ホーム開幕戦に限れば、直近6年間負けなし(4勝2分)となっている。しかし、開幕戦で喫した2敗のうちの1敗は2015年の千葉戦。それ以来の開幕戦での千葉戦になるが、今回はどういった結果になるのか。
来季は長崎市内に新スタジアムの開場が控えるだけに、J1昇格はマスト。長崎としては良いスタートを切りたい大事な開幕戦だ。
[ 文:杉山 文宣 ]