フォーメーションはともに[3-4-2-1]で、最初の2戦が4バックシステムの相手だった大分にとっては、今季初のミラーゲームだ。開幕戦の徳島と前節の東京Vはいずれもポゼッションを得意とするチームだったが、今節の栃木は昨季に比べるとポゼッション志向を強めているとはいえ、縦に速い攻撃を強みとする。これまでの2戦とどのように戦い方が変化してくるかが興味深い。
大分の両ウイングバック・藤本 一輝と茂 平と、栃木の黒﨑 隼人、大森 渚生のマッチアップは見ごたえのあるものになりそうだ。弓場 将輝と野嶽 惇也、西谷 優希と佐藤 祥による中盤の主導権争い、大分の屈強な3バックが根本 凌をいかに抑え、栃木の守備陣が大分のハイプレスをどうかいくぐるかも見どころの1つ。大分はここまでベンチ外が続いていたサムエルが練習試合で2得点するなど調子を上げており、メンバー入りする可能性もある。
時崎 悠監督体制2年目の栃木は今季も堅守を維持しつつ、髙萩 洋次郎が攻撃に新たなエッセンスを注入。とはいえ、ここまで得点はセットプレーからの1点のみで、今節こそは狙いの形で大分を攻略したい。
大分はホーム開幕戦だった前節、15,705人の入場者を迎えた。今節も多くのサポーターに後押しされるホームチームが、リーグ対戦成績4勝4分8敗と相性の良くない相手を下して3連勝を遂げるのか。あるいは遠く乗り込んでくるアウェイチームが今季初白星に沸くのか。激戦必至の好カードが早春のスタジアムを熱くする。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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