秋田は前節、藤枝に競り勝った。最終ラインからパスをつなぐ藤枝に対し、秋田は青木 翔大と齋藤 恵太の2トップを筆頭に全体が連動して圧力を掛けていく。そのプレーが相手のミスを誘発してボールを奪うと、右サイドをパスで崩して齋藤がクロスを供給。ゴール前に飛び込んだ飯尾 竜太朗が合わせて、16分に先制した。後半は押し込まれる時間帯もあったが、粘り強い守備でしのぎ、前がかりになった相手の背後を突き、追加点を狙うしたたかさを見せて、1点を守り切った。
これで秋田は3試合連続無失点で4位につけた。丹羽 詩温が「内容に手ごたえがありつつ、結果も出せている」と話すように、秋田らしい堅守速攻の試合運びを徹底できているのは強みだ。
一方の千葉は前節、群馬とのホーム戦を2-2で引き分けた。開始早々にゴール前の混戦を押し込まれて先制を許す。36分に小森 飛絢の3試合連続得点で追いつくも、前半終了間際に勝ち越しを許す。62分にハイプレスでボールを奪い、椿 直起が決めて再び同点とするが、ここから決定機を生かせずに試合終了。1勝1分1敗で12位とした。千葉は直近の2試合で5失点しているだけに、守備面は立て直しが求められそうだ。
2021年のJ2昇格以降、秋田は千葉と4度の対戦で3勝1分と負けがない。だが、吉田 謙監督は「過去はまったく参考にならない」と断言し、目の前の一試合に全力で臨もうとしている。
秋田サポーターにとっては待ちに待ったホーム開幕戦。今季からマスク着用の上で、全席で声出し応援が可能となる。圍 謙太朗は「声援は相手への圧力になる。一緒に守ってくれたらうれしい」と呼びかける。声でチームを後押しして勝利を手繰り寄せたい。
[ 文:竹内 松裕 ]

