山口は開幕から粘り強く戦えており、前節・熊本戦で初黒星を喫したものの、それまでは2勝1分。失点も明治安田J2第2節・磐田戦の『1』のみだった。前節も熊本を上回る16本のシュートを放つなどチャンスは作っていた。キャプテンの佐藤 謙介も「決めるところを決めないと、このようなゲームになる」と話していたが、それは名塚 善寛監督の見解とも一致。「あとは決めるところ。いつもそうなのですが、決めるところを決められるかどうか。相手に2点目を与えないで、こちらが点を取れるチャンスもありましたし、そこで点を取れるかどうかでゲームが変わってくる」と、決め切ることの重要性を課題に挙げた。
一方の金沢は開幕4連敗。1得点8失点と点も取れず、失点もかさんでいる。ほぼ毎試合失点するのは昨季後半からの課題だが、昨季は複数得点を続けることでなんとか勝点を積み重ねてきた。今季は前線に重点を置いて補強し、新たなアタッカーを加えたものの、ゴールという結果には結びついていない。失点が続く流れはそう簡単に変わりそうにない。だからこそ、どうゴールを奪うか。「最後に合わせるというか、そこもチームとして狙いがあるので、そういうのをしっかりとタイミングよく入れる、入っていくというのをトレーニングしていきます」(柳下 正明監督)。1週間でどのような変化をチームにもたらすことができるか。柳下監督の手腕が問われる。
[ 文:村田 亘 ]