熊本は前節、アウェイで山口と対戦。石川 大地のゴールで先制し、松岡 瑠夢、江﨑 巧朗が追加点を挙げ、終盤に1失点したものの、今季初の連勝で5位に浮上した。2試合連続3得点とチャンスを逃さなかった攻撃もさることながら、前々節・大宮戦の後半に押し込まれる展開になった点を改善し、試合を通して全体のラインを押し上げ、積極的な守備を最後まで完遂したことが勝因と言える。一方、球際の争いで後手に回り、相手に主導権を握られる時間帯もあったため、今節はこの点を修正することが求められる。
対する長崎は前節、栃木と対戦。前半は相手のプレッシャーを受けて思うようにビルドアップできなかったが、後半は「パスのテンポを上げた」(ファビオ カリーレ監督)ことで、うまく攻め込む場面を作った。しかし、最後まで得点を奪えずに0-0で引き分け、開幕から2分2敗の未勝利となっている。フアンマ デルガドら「ゴール前にヘディングの強い選手がいるが、クロスを上げるアクションが少なかった」とファビオ カリーレ監督は述べている。今季初勝利につなげる得点を奪うため、そうした仕掛けをさらに増やし、ゴール前の精度を高められるかが焦点となる。
昨季の成績や過去の戦績、そして現在の勝点や順位に関係なく、それぞれの街の誇りを胸に挑む“九州ダービー”。90分の戦いのあとに笑うのはどちらか。
[ 文:井芹 貴志 ]


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