大宮はすっかりトンネルに迷い込んでしまったようだ。明治安田J2第9節・群馬戦で、それまで全勝していたホームゲームを落とすと、第10節・秋田戦、前々節・清水戦にも敗れて3連敗。前節・千葉戦はなんとしても連敗を止めようとアウェイに乗り込んだが、CKから先制を許すと取り返せず、2020シーズン以来となる4連敗を喫してしまった。
その原因を1つに絞るのは難しいが、開幕直後に比べて勢いや迫力を欠いているのは見て取れる。それは攻守両面に言えることで、例えば相手陣に入り込んでゴールに迫っていくダイナミックさ、球際や切り替え時の強度など。サッカーの原理原則を大事にしてきたチームがそこを欠いてしまえば、勝利から遠ざかってしまうのはある意味当然だろう。
このままズルズルいきかねない状況にあるが、首位を叩ければもう一度自信を得られる。ホームで意地を見せ、ここからはい上がっていきたい。
町田はタフだ。開幕から無敗を貫いて首位に立つ時間も長かった中、第8節・秋田戦で今季初黒星。続く第9節・磐田戦は引き分け、前々節・甲府戦で2敗目を喫して迎えた前節は熊本に勝利。長いリーグ戦を勝ち抜く上で大事な“連敗をしない”という鉄則をしっかりと守っている。
今季から就任した黒田 剛監督の下、スキのないチームに仕上がっており、フィジカルやパワーを押し出したサッカーはJ2で脅威となっている。今節もそこで凌駕し、連敗ストップをもくろむ相手を倒したい。
[ 文:須賀 大輔 ]

